多くの業界は年末年始に繁忙期を迎えますが、これは看護業界にも共通しています。12月や1月は多忙になる傾向があるので、ゆとりを持って転職活動をするのであれば、これらの時期は避けるのが得策でしょう。一方で、繁忙期は職場の実態がわかりやすい時期でもあるので、あえてこの時期に転職活動をする人もいます。暇なときと多忙なときでは、職場の様子が一変することは少なくありません。繁忙期に見学、または就業体験をしておき、そのうえで納得して入職すれば、転職後の失敗リスクは低くなるでしょう。
転職活動を開始するにあたって適した時期は、一般的に4月と10月だといわれています。4月は新年度ということもあり、求人数が増えてくるのです。10月は人事異動が活発になるため、このタイミングで求人数が増えてきます。ほかにも、ボーナスを貰ってから転職活動を開始する人が目立ち、7月も求人数が増える傾向があります。退職者が増える時期は、求人数も増えると考えてほぼ間違いありません。
看護師が転職活動を開始するべきタイミングは、転職活動にかける時間によっても変わってきます。転職活動を1か月に設定する場合、4月入職を目指すなら3月から活動を始める必要があります。転職活動が3か月であれば、1月くらいから探し始めることになるでしょう。看護師の仕事は年間を通して募集があり、採用率は高く推移しています。ただし、希望条件を満たした職場を探すのであれば、求人数が増える頃が活動に適した時期になります。